畑の果樹越しに見る外観。外装はオール県産杉板張り
掲載日:2011年12月5日
畑の果樹越しに見る外観。外装はオール県産杉板張り
建築地は古い家が残っている地域であり街にも果樹園にも家を溶け込ませる必要がありました。一番のポイントは県産杉の外壁材です。押目板打ちとすることで表面に陰影をつけています。軒の出も4尺出して雪と外壁保護の両対策としました。これも外観のアクセントとなっています。軒を低く抑えるために平屋建てで当初は計画しましたがゲストルームも必要とのことから小屋裏利用のロフト形式としました。外からは平屋建てに見えますが内部は杉の梁を現わした吹抜け空間がある開放的な間取りとなってます。施主こだわりの薪ストーブも空間の主役です。大きく果樹園側に開いた開口部の手前に配置して冬季のポカポカ生活を担います。
施主は果樹園を楽しむための趣味の家を望まれました。広い畑の一角に果樹の花々を眺めながら一休みしたり仲間と食事ができたりする癒しの住まいです。
大きな造り付けの本棚の裏にはロフトへの階段が隠れています。
ロフトは間仕切りフリーの自由空間。時にはプライベートコンサートのギャラリーにも。
吹抜けに設置したスピーカーからは予想以上の音質が得られたと好評。勾配天井の音響効果なり。
洗面台には実験室用のシンクを採用。機能とシンプルさを兼ね備えています。
こだわりポイント | 薪ストーブ | ||
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